セッション
まずは、この作品のあらすじからご紹介。
『セッション』
上映時間:106分
2015/4/17公開
ジャンル:音楽ドラマ
監督:デイミアン・チャゼル
脚本:デイミアン・チャゼル
キャスト
マイルズ・ミラー
メリッサ・ブノワ
それでは早速あらすじへ…
サンダンス映画祭でのグランプリと観客賞受賞を筆頭に、さまざまな映画賞で旋風を巻き起こした音楽ドラマ。
ジャズドラムを学ぼうと名門音楽学校に入った青年と、彼にすさまじいスパルタ的指導を行う教師の姿を追い掛けていく。メガホンを取るのは、『グランドピアノ 狙われた黒鍵』などの脚本を手掛けてきた俊英デイミアン・チャゼル。主演は『ダイバージェント』などのマイルズ・テラーと『JUNO/ジュノ』などのJ・K・シモンズ。熱いドラマはもちろん、マイルズが繰り出すパワフルなドラミングにも圧倒される。
名門音楽学校へと入学し、世界に通用するジャズドラマーになろうと決意するニーマン(マイルズ・テラー)。そんな彼を待ち受けていたのは、鬼教師として名をはせるフレッチャー(J・K・シモンズ)だった。ひたすら罵声を浴びせ、完璧な演奏を引き出すためには暴力をも辞さない彼におののきながらも、その指導に必死に食らい付いていくニーマン。だが、フレッチャーのレッスンは次第に狂気じみたものへと変化していく。。。。
私がこの作品をまたキッカケは
とある友人にファッキンテンポ!
ファッキンテンポ!!ファッキンテンポ!!!と言い続けられ、狂気と真相を知りたくて鑑賞。
正直こいつ何言ってんだって思ったんですけど、鑑賞後はビックリです。その狂気に虜になっていた自分がいました。
『才能』vs『狂気』
2時間弱続く緊張感、手に汗握る展開は圧巻!!鬼教師こわっ!!!
今の時代、日本では確実に問題視される指導方法でもあるが、最高の音楽を求めるために確実に狂っていた!
ドラマーも、鬼教師も!
しかし!完全を追い求めていく姿は本当に痺れるぐらいカッコイイ!!!!!!
最後のセッションとか、めちゃくちゃスゴい。また観たくなる、聴きたくなる。
まさに血と涙の結晶。
ドラムのビートがカッコよすぎる。
そして私事ですが、小学生時代剣道を習っていた時に、小学生にも手を抜かぬ鬼の指導者を思い出した。
失敗すれば、殴る、蹴る、稽古中も竹刀でボコボコにされるという鬼指導があったのだがソレが思わず頭をよぎった笑
当時、私が握っていたのはドラムスティックでもなく竹刀だが、今作の主人公のように怒りや恐怖を常に感じていたのだろう‥
流石に血が滲む事はなかったけど笑
指導にも色んな方法がある。
指導者にも独自の考え方があり、それが最善として行なっている事もあるだろう。
今作はその形が狂ってる。
その狂った形を見続け、最後の最後、
ラスト9分間に観客は全て持っていかれる。